The Piano Man, Tim Vicary, Oxford Bookworms Library Stage 1, 2013
海岸に流されてきた謎の男性は、無事に保護されて病院に運ばれたが、素性は何もわからない。ある時、病院の一室でピアノを弾いたことをきっかけに、「ピアノマン」と呼ばれるようになる。謎の男、ピアノマンの実話に基づいたストーリー。
謎が少しずつ解決していく構成の絶妙さが良い。各章の始まりには、ピアノマンの立場からした心情が綴られているのも読者が引き込まれていくポイントで、後から読み返すと、なるほどと納得がいくようになっている。400語レベルでありながらも充実の内容だ。ただし、文法は関係副詞や付帯状況のwithが入っているなど、高校レベルなので、その点は注意が必要か。
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