2025/01/22 13:19
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2009/09/25 15:30
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講談 英語の歴史 渡部昇一 PHP新書 2001年 英語の歴史は約1500年と言われている。その中で、英語がどのように変容してきたのか、社会情勢の変化と関連付けながら述べられている。 一般に、英語史は言語自体の変化に重きを置いた視点か、言語を取り巻く環境の変化を重要視する見方か、どちらかで語られることが多い。本書の立場は後者で、イギリスと他のヨーロッパ諸国や民族とのせめぎ合いや、当時の王朝の様子から語られることが多い。 この本の独特な点は、日本語の古文にも精通した筆者が、適宜日本語の例も用いて英語に起こった現象を述べているところである。日本の古文について知っていると、こんなにも英語史を豊かに語ることができるのかと驚かされる。 終章の、筆者の理想とする英語教育・日本語教育の記述には、実は英語史の内容とはまったく関係ない話も多い。また、内容としても好みの分かれるところであろう。 しかし、全体としては、イギリスおよびヨーロッパの歴史と英語というものがいかに関係しあってきたかについてよくわかる、優れた本である。 PR |
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